前述の通り、宿泊したケンピンスキーホテルが海峡に面していたので、朝食の時、プールで過ごす時、散策している時には常にボスポラス海峡の青が或った。対岸にはアジアサイドが遠くない距離に見えるくらいに全幅そうは広くないのに、そこを観光船、大型フェリー、ボートと様々な業態の船が往来し、でも実に穏やかな潮の流れと相まって懐の深さを讃えていたのが実に印象的でした。 イスタンブール最後の夜は、アジアンサイドに行っていなかったこともあり、対岸の海峡に面したケバブレストランを予約しました。このレストランは事前に予約時間を伝えると、近くのピアーまで無料送迎ボートを出してくれるというので、10分弱ではあるけれど、束の間の海峡クルーズも楽しめました。 ちょうど同乗したのはイタリア人家族のグループ。懐かしいイタリアンファミリーの賑やかな会話を聴きながら、凄く愉しいひと時でした。そして、長い歴史の交錯の中で至った情景は何だか幽玄でもあり、遠くまで旅をしてきた実感も不意にこみ上げてきたのでした。 (Photo: Aug 2012 @Istanbul, Turkey)
by mafed2003
| 2013-03-02 00:00
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